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神戸で農業

神戸市西区で父親の休耕中の田んぼを引き継ぐが、様々なアイデアで農業を楽しくワクワクする展開に!


〇体験型農業で人の集う場を
神戸市の中心三宮から車で30分ほどの近さに位置する神戸市西区で体験型農業を始めて2年目。もともとお父様がお持ちだった休耕中の田んぼを何とかしようという思いから、農業に携わることになりました。
「どうせやるなら、田植えから稲刈りまで体験していただき、作ったお米まで食べて欲しい」との思いから、ひとりで農業をやるのではなく、多くの方の手を借り米作りをする体験型の仕組みを作りました。
参加したみなさんの反応はとても良く、毎回満員御礼状態になる一大イベントになっています。


〇エネルギー産業革命、人のエネルギー源の供給点に
本業は地元で長く続く、ガソリンスタンドを経営しています。世の中が環境に優しいエコカーにシフトしていく中、これからのエネルギー産業を考えた時、車のエネルギー(ガソリンなど)だけでなく、人のエネルギー(食)にも携わっていきたいと考え、遊ばせていた田んぼの有効活用を決意しました。人にエネルギーがあふれてこそ、地域の活力にもなる。自分たちで汗水流して育てたお米や野菜を食べたときの幸せは、明日への活力になる。
黄金の稲穂からは、大きなエネルギーがあふれ出ている感じがします。


〇自然には人を集める力がある
体験型農業を始めても、人が集まらなければビジネスにならない。始める前はそんな不安もありましたが、やってみたらそんな不安はどこかへ飛んで行ってしまいました。周りの人に声をかけると多くの人がやってみたいと集まりはじめ、嬉しいことに「一緒にやらせて欲しい」と声をかけていただけるようになってきました。自然には人を集める力が備わっているんですね。回を重ねるごとに農業の専門家、お米作りが初めてのファミリー、大学生やボランティアなどたくさんの人が集まり、みんなで楽しく育てた作物を収穫します。そこには愛がたくさんこもっていて、間違いなくおいしいんです。

2022年秋。こんなにたくさんの方があつまりました。さぁ、今から稲刈りスタートです。


〇収穫はお祭り
黄金色に頭を垂れた稲穂は、こどもからおとなまで鎌を使って刈り取っていきます。初めて持つ鎌にドキドキしながら、丁寧にていねいに刈り取っていきます。取りこぼしのあった稲も人の手で一つ一つ収穫。米粒ひと粒ひと粒が、大切に育てた宝物だから無駄にはできません。
収穫の後は、手作りのおにぎりやみそ汁、枝豆や卵焼きなど自分たちが作ったモノや地場産の作物で作ったお惣菜でお昼ご飯をいただきます。お腹ペコペコのこどもも大人も美味しいご飯をたくさん食べて満面の笑みになる瞬間です。お野菜たっぷりのカレーも新鮮な卵の卵かけご飯もあっという間に完売でした。そしてこの時間は、集まってくださったみなさんの交流タイムとなり、新しい出会いや繋がりが生まれます。


〇余りある田畑と後継者不足の解消に
神戸市西区には、同じように後継者のいない田んぼや畑がたくさんあります。農業を譲りたい人、農業をやりたい人が上手く機能すれば、ビジネスにもなりうるチャンスがある街といえます。
すでにUターンやIターンで農業を始める人も多くいます。
僕も農業を新たなビジネスに転換していく事業構想がありまして、毎年すこしづつ目標を達成していき、新しいやり方で農業を支えていきたいと思っています。ここには農業をきちんと教えてくれる人もいるので、ワクワク楽しく農業を仕事にしたい方にはぜひ来て、住んでもらいたい街です。


〇23万人都市の西区
自然豊かな西区ですが、人口は神戸市9区の中では一番多い区となっています。昔ながらの田園風景が残されたところと、西神ニュータウンとして開発された都市部が共存する街。西区は神戸市全体の約3割を占める広大な土地があり、農業をするには適した場所がたくさん残されています。また、西神ニュータウンには地下鉄の駅もあり、三宮までは約30分、車でも約30分。西区北部には神戸電鉄粟生線も通っており、鈴蘭台から新開地方面へのアクセスも30分程度。中心部へのアクセスが便利で生活しやすく、さらに自然豊かな仕事に携わるには最適な場所です。

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